当院について

院長ご挨拶

当院は、外科、整形外科、消化器内科の急性期を主体とする診療体制をとっております。
開設以来一貫して、地域の初期救急および急性期疾患に対応できる病院づくりに邁進してきました。
1999年より「緩和ケア病棟」を開設、その後、医療需要の変化にも柔軟に対応し、現在では「回復期リハビリテーション病棟」、「地域包括ケア病床」を設置して、幅広いニーズを吸収し、尚かつ急性期から終末期にかけて切れ目のない一貫した治療を提供できる体制を整えてきました。
また最近では、循環器内科の医師を増員し、外科、整形外科の周術期の管理や生活習慣病の治療・予防への対応を強化し、地域の皆様に安心・安全で質の高い医療を提供できるよう診療体制をさらに充実しております。

私自身は、これまでB型肝炎C型肝炎に合併した肝臓がんの治療に携わってきました。
私が卒業した頃はB型肝炎ウィルスは発見されていましたが、まだC型肝炎のウィルスは発見されていませんでした。
しかし時代の進歩はすばらしく早くC型肝炎ウィルスも同定され、現在では内服薬でB型肝炎、C型肝炎ウィルスが除去できるようになり、ウィルス性肝炎に伴う肝臓がんの発生頻度低下し、肝臓がんを手術で切除するという外科医の仕事は減りつつあります。
発がんを予防できることは素晴らしい事です。

一方、大腸癌、胃癌の早期発見例は、内視鏡的に粘膜切除で完治できるようになっています。
いかに早期にがんを発見するかがポイントになります。
定期的ながん検診が今後ますます皆さんにとって重要となります。
最近話題の高額分子標的薬にしても早期発見、早期治療を行えば使用する必要はないのです。

一方で最近、健康寿命という言葉が話題になっていますが、老後の人生を病気をせず充実した生活ができる社会を国は目指そうとしています。
そのために定期的な健康診断を受け、早めの生活習慣病の予防を行うことが重要になります。
当院も今後、がん検診の充実のみならず一般健診にも力を入れていくつもりです。

最後になりましたが、救急医療への関与はこれからも継続していきます。
それに加え、末期がんの患者さんを主体とした在宅医療分野への関与も推し進めて行く予定です。
往診を希望される患者さんは遠慮なく申し出て頂ければ幸いです。
皆様がよりご利用しやすいように当院も少しずつではありますが高齢化社会に向けて変化していきます。
これからも当院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

院長 永渕 幸寿